仮想通貨と経済学に関する参考資料
経済学に興味はありつつもきちんと学ばなかったせいで、今の仮想通貨を科学的に捉える術を知らない。
そこで、主に自分用として今後のために、ネットで見つけた記事などを羅列しておく。一部は2013年とか2014年とかそういった頃の記事だから、とても古く感じるかもしれないけれど、基本的な部分での考え方は数年では変わらないだろうと思う。
リンクの下の箇条書きは自分のメモ。リンク先の学者がそう主張しているとは限らない。リンク、メモともに随時更新する可能性あり。
(注)記事の選択について、基準があるわけではないです。経済学者によるもっと良い資料があって、教えていただける場合は、適宜コメントなどで教えてください。
仮想通貨の価値
- ビットコインの価値貯蔵はどうやって達成されるのか、自分もいまいちわからない。マイニングコストなどがビットコインの価値を産むんだって論法が、国内の著名な仮想通貨関連の人たちの主張しているとおりなのか、はなはだ怪しく感じている。
- ビットコインが人々に錯覚させようとしているのは、これが新しい金(ゴールド、希少資源)なんだって部分なのかもしれない。だが、金本位制が崩れた今、それが一体なんだと言うのか。記事のように、金はそれで素敵なものを作ることができる。
- 法定通貨(Fiat)の役割として、通貨がきちんと流通するように供給量をコントロールするというものがある。ビットコインの場合にはそれができず、既存の通貨を置き換えるような役割は期待できなそう。(イーサリアムやリップルはできる。)
- 東大・日銀共催コンファレンス「フィンテックと貨幣の将来像」(11月18日)資料 : 日本銀行 Bank of Japanにあった日大准教授の発表資料。
- 仮想通貨と暗号通貨を分けて考えている。このブログではわかりやすそうに仮想通貨という言葉を使っているけど、これにはSuicaとかも含まれるよねってこと。cryptocurrencyの訳語としては、暗号通貨のほうが良いと思う。
- 法定通貨の信用が低い国では、暗号通貨は通貨として流通する可能性がある。法定通貨の信用が高い国では、今のところ取引決済での使用にとどまるのではないか。ただし価格変動が大きいものは扱いにくい。
- 暗号通貨の価値は、流通量だ、と書いてある。
- 正直、仮想通貨に熱心に取り組んでる人は、こうした批判を聞き飽きてるんだと思う。
- ForbesやNYTに仮想通貨で億万長者になった人たちの話が何度も出てくる(批判的に)と、やはり今はバブルなんだろうなという感想を持つ。
仮想通貨の普及
- 仮想通貨の利点として、国際取引の決済には従来の方法よりメリットがある。実際に、銀行間のやりとりでリップルが使われ始めているし、これはそうだろう。
- 特定業種間の決済通貨というアイデアは中世の頃からあるようだけど、こういう用途に用いられる通貨の価格は割りと安定していたのではないだろうか。個人的にはこうした通貨は投機には向かないと考える。